学術情報

インプラント治療の早期荷重 ー確実性の向上に向けてー

低出力超音波パルス(3.0MHz)照射群と非照射群における骨計測用インプラント体と周囲骨組織の比較

非照射群

非照射群

骨計測用スペース内には,骨肉芽(BG)が認められ、その中に濃染した新生骨梁(NB)の形成が認められた。

3.0MHz照射群

非照射群

骨計測用スペース内では、新生骨梁(NB)の形成が顕著で、中央部で、既存骨からの骨の新生を伴う骨肉芽(BG)が認められただけでなく、インプラント体表面にも、これに沿って新生骨組織(NB)を認めた。

非照射群

骨計測用スペースの隅角部には壊死細胞(*)が認められ、骨計測用スペース内の組織とは明瞭に境界(矢印)されていた。

非照射群

骨計測用スペース隅角部では、これを満たすように新生骨梁(NB)の形成が観察された。

骨組織面積率および増加率

骨組織面積率および増加率

V. bone-steinを施した非脱灰研磨標本の骨計測用スペース部をデジタルカメラによる撮影により得られた写真から、Scion Image(Scion Corporation, U.S.A.)を用いて、それぞれの骨計測用スペースと骨計測用スペース内の新生骨の面積を測定した。

測定は各群の6本の実験用インプラント体について行った。骨計測用スペースに対する新生骨面積の占める割合を骨組織面積率として算出し、平均値と標準誤差を求めた。

骨組織面積率

骨組織面積

骨組織面積率をグラフ化した。データの有意性の検定はStudent'st-testで行い、3.0MHz照射群は1.0MHz照射群および非照射群との間でそれぞれ1%(**)の危険率で有意の差がみられ、1.0MHz照射群は非照射群との間に5%(*)の危険率で有意の差がみられた。バーは標準誤差を示す。

データ提供:朝日大学 歯学部 総合歯科学講座 山本宏治,梶本忠保,藤井秀朋

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